The Sky Kurowers
ゴスロリちゃんフィギュアの方がひと段落したので、こんどは別の趣味の話を。
元来パイロットウイングスだのエースコンバットだのという飛行機ゲームは大好きだったのですが、ここ数年もうちょっと本格的なコンバットフライトシムにずっぽりとハマってしまいまして。
参考:ニコニコ大百科[単語記事]フライトシムとは
そしてその当然の帰結として、運命的必然に導かれ、結構な手間と暇とコストをかけて構築することになった自宅コクピット(笑)を紹介してみたいと思います。
画面はDCS:A-10C ターゲッティングポッドのカメラにより地上の敵戦車を捕捉、降下・攻撃に移るところ
◇PCスペック
OS:Windows7 Pro 64bit
CPU:Core-i7 2600k@4.5GHz(OC)
メモリ:8GB
VGA:Radeon HD7970 DC2T、Radeon HD5570
◇操縦装置
Logitech Flight System G940 スティック
ThrustMaster HOTAS WARTHOG スティック
ThrustMaster HOTAS WARTHOG スロットル
ThrustMaster HOTAS COUGER スロットル
ThrustMaster MFD COUGER Pack
Saitek Pro Flight Throttle Quadrant x3
Saitek Pro Flight Combat Rudder Pedals
Razer Nostromo
オリジナル自作コントロールパネル
◇液晶モニタ
SAMSUNG MD230x6
DELL U2211
◇ヘッドトラッキングデバイス
NaturalPoint TrackIR5 ClipPro
◇音響機器
ヘッドホン SONY MDR-Z900
アンプ DENON ADV-M71
振動ユニット ButtKicker Gamer2
振動ユニット Ultimate Game Chair
◇椅子
オカムラ バロン ハイバック
まず手はじめに、スティック(操縦桿)とスロットルレバーが2つずつあるのは、プレイする機体によって最適なものを選び使い分ける為です。第一次大戦の複葉機から現代のジェット戦闘機まで無節操に、同時にいくつもかじってるせいでもありますが…
"Rise of Flight"や"IL-2:Clifs of Dover"のような主にレシプロフライトシムではFFB(フォースフィードバック…機体の振動や失速の兆候、トリムによる傾きなどがスティック基部のモーターで再現される機能)付きのG940スティックと、スイッチ数が多くて便利なHOTAS WARTHOGスロットル。
"DCS:A-10C"ではまさに実機そのままのレプリカモデルであるHOTAS WARTHOGスティック&スロットル。
"FalconBMS"のF-16Cでは同じく実機レプリカのHOTAS WARTHOGスティック&HOTAS COUGERスロットル…といった感じ。
(実機では、F-16の操縦桿はほとんど棒の動かない感圧式サイドスティックですが、個人的には動く方が好きなのでそこは気にせず使用。またA-10Cではコスト削減のためかそのF-16の操縦桿が通常の非感圧式スティックとして流用されており、ゲームでもジョイスティックが共用出来てありがたいことです。)
ゲーミングキーパッドのRazer Nostromoには主にDCSでの通信関係やゲーム設定の操作などを割り当てています。
ラダーペダルは、特にレシプロ戦闘機のドッグファイトには欠かせません。家庭用ゲーム機ではまず利用出来ない操縦装置ですが、PCゲームのフライトシムは「操縦桿」「スロットルレバー」「ラダーペダル」の3点セットを駆使して、実際の飛行機と全く同じ操作でプレイ出来るというのが何よりの魅力です。
勢い余って3軸x3の合計9軸も並べているQuadrantはミクスチャー(燃料混合比)調整やラジエターの開閉、Rise of Flightでの機銃装填レバーなどといった操作を割り当てて使っていますが、流石に全部のレバー軸を使い切ることはまずありませんw
サムスン製MD230は、初めから3枚もしくは6枚という複数枚を接続した大判モニタとしての使用を想定された液晶モニタです。オークションで定価よりは安く入手したものの…まぁ結構それなりにお高いものでした。一般的なモニタよりも枠部分(ベゼル)が細く薄く、フルHDx6枚ということで解像度も十分なのですが、やはりどうしてもベゼルの区切りは邪魔なもので。4k2kモニタがもう少し安くなったらどんと1枚に入れ替えたいところですね。
そして7枚目のU2711は、MFD(正方形モニタの周囲にずらっとボタンの並んだスイッチパネル)内の表示用に。こちらはDELLの普及型でかなりお値段安いとはいえ、画面のほとんどが塞がれてちょっと勿体無い使い方かも。
この実物MFDと画面に映るコクピットのMFDがダブってしまうのはご愛嬌ですが、物理的に存在するボタンの方が断然、迅速確実な操作を行えます。
(なおビデオカードは2枚差しで、ASUS HD7970 DC2TからメインのMD230x6枚へ出力、もうひとつのRadeon HD5570からサブモニタU2711へ出力)
ヘッドトラッキングデバイスTrackIR、これも現在のところPCゲームならではの超素敵アイテムです(そのうち、Kinectなどで家庭用ゲーム機にも実現するかも知れませんが)。モニタ上部に設置した赤外線カメラおよびヘッドホン等に取り付けるLEDによって、プレイヤー自身の頭の動きとゲーム内の視線の動きを連動させられるというもの。これはまず単純に、ジョイスティックのHATスイッチ等による煩わしく不自由な視点操作が不要になります。さらにゲームプレイにおいてある種の仮想現実的ともいえるような、全く別次元の没入感を得られます。
フライトシムではこれで周囲を見回して敵機を追いかけたり、コクピット内をあちこちキョロキョロしながらスイッチ類を操作したり、風防の枠や翼の支柱で隠れた方角に敵機が居ないか頭を動かして覗いたりetc.....もはや絶対必須デバイスと言っても過言ではないですね。
(ただ、残念ながらお値段の割にClip部分は非常に脆弱な造りで、すぐ折れたり欠けたりするので取り扱いに注意が必要です…)
椅子に取り付けた2つの振動ユニットは、ゲーム中の効果音などの重低音部分を抽出し、ウーファーユニットによる振動として再現してくれるという、いわゆる"ボディソニック"デバイス。日本国内では少々入手困難なブツですが、対空砲火の爆発が本当にズシンと体を突き上げる振動として体感出来たりなど、これも有ると無しとで断然迫力が違ってきます。
また、椅子の脚は通常のものだと滑ってペダルが踏めないので、キャスター無しのタイプに交換しました。
ちなみにButtKickerGamerはセンターポールなどにガッチリ固定し椅子ごと揺らす方式なので、パワーを抑え目で使わないと、集合住宅では確実に苦情が来そうなレベルの威力を持ってます(゚∀゚) その点Ultimate Game Chairは直接体に接する構造のため、最大ボリュームでも振動はマイルドですが、ウーファーユニットの凸凹が背中やお尻に当たるので座り心地としては非常に悪いです(゚д゚)
ご存知ブギーボード…透明の粘着シートに枠を印刷し貼り付けてあります。これはDCSでミッションごとに異なる設定がされている、味方基地やAWACS・地上ユニット等との通信周波数をメモするのに使っています。ゲーム的な機能として、プレイ中にそれらを表示させることも普通に出来るのですが、ミッション開始前のブリーフィング画面を見ながら通信相手のコードネームなどを書き写すという作業もなかなかオツなものでして。
あと最後に、オリジナル自作コントロールパネルです。
これは主にA-10Cと、一部F-16Cのコックピット計器のボタンやスイッチ類をごちゃまぜに配置したでっち上げ自作デバイスで、市販のスイッチ類を接続することで簡単にUSBゲームコントローラを製作出来る「BU0836X」というユニットを2つ組み込んで作りました。
まずは方眼紙に手書きでスイッチ数や配列などを検討。狭いスペースに多数のボタン・スイッチをどう詰め込むか、またBU0836Xに接続できるスイッチ数にも限りがあるため、どれを選んで配置するか、等々の決定までにはかなりの紆余曲折がありました。プラ板を使ってのテスト製作や、3DCGで各部品の配置や干渉のチェックなどもしてみたり。
キートップの部品は、ゴスロリちゃんと同じく3DCGでモデリングした形状を立体出力&塗装。
スイッチ類を取り付ける2枚重ねのプレートは、業者加工してもらったアルミ板。
(表面の文字印刷も出来れば業者のシルクスクリーンにしたかったのですが、目が飛び出るようなお値段だったので…結局は普通にプリンタで印刷したものを切り抜いて貼り付けてあります。)
テスト製作した基盤(白)から本番用の基板(黄)に開口部を転写し、糸ノコとヤスリでゴリゴリ切り抜き。さらに連日アキバに通って買い揃えたスイッチやボタンを取り付け。スイッチ類の配置間隔はこの基盤の穴の位置で決まっています。
ひたすらゴチャゴチャとリード線をハンダ付け、全てのボタン&スイッチをBU0836Xに結線し…
USBケーブルやハブ等にも接続しつつ、TAKACHI"CF18-18"ケース内にみつしりと収納!
ちなみに右下の緑色のプリント基板は浮いたHOTAS COUGERスティックからの流用で、BU0836Xだけでは足りなかった分のボタンを繋いでいます。
なにしろこのオリジナルコントローラ製作にも割とそこそこの時間・お金を注ぎ込んだものですが、実はA-10やF-16のように操作が複雑で神経を使う現代機シムよりも、シンプル操作の複葉機でオンラインの外人さん達と思う存分ドッグファイトを楽しめるRoFでのプレイ時間の方がはるかに長かったり…ゲフンゲフン
とはいえやはりコクピット操作をキーボードショートカットやマウスクリックではなく、実物のスイッチで操作出来るというのもまた何よりの醍醐味なのです。
(外人さんとか本当に実機そのまんまのコクピット丸ごと作っちゃう人、いますし…)
ちなみにフライトシムの世界では、こういった自作コントローラに限らず市販のジョイスティック等の設定やボタン類なども、ゲームごとに全てプレイヤーそれぞれに自分で割り当てるのが基本です。ともかく本物の飛行機の操縦手順を出来る限り忠実に再現しようというゲームジャンルですので、その操作も膨大。場合によってはボタンのオンで何のキーを入力・同じボタンのオフでまた別のキーを入力…などという複雑な設定が必要になって、テキストエディタで直接ゲームの設定ファイルを開き、スクリプト編集のような作業をすることも。また時にはバグに遭遇したり、海外ソフトゆえの英語ドキュメント類を必死に解読、何度もプレイを繰り返しながらひたすら割り当てと設定をブラッシュアップしていったり…というような苦労もしかし、また楽しいものです。
…さてそれでは、長々とお付き合い有り難うございます。以上、我が家のコクピット事情でした~。なお今回の記事タイトルは「スカイ・クロラ(原作未読ですが映画版超大好き)」をもじった「スカイ・苦労er」ということで(*´ェ`*)
元来パイロットウイングスだのエースコンバットだのという飛行機ゲームは大好きだったのですが、ここ数年もうちょっと本格的なコンバットフライトシムにずっぽりとハマってしまいまして。
参考:ニコニコ大百科[単語記事]フライトシムとは
そしてその当然の帰結として、運命的必然に導かれ、結構な手間と暇とコストをかけて構築することになった自宅コクピット(笑)を紹介してみたいと思います。
画面はDCS:A-10C ターゲッティングポッドのカメラにより地上の敵戦車を捕捉、降下・攻撃に移るところ
◇PCスペック
OS:Windows7 Pro 64bit
CPU:Core-i7 2600k@4.5GHz(OC)
メモリ:8GB
VGA:Radeon HD7970 DC2T、Radeon HD5570
◇操縦装置
Logitech Flight System G940 スティック
ThrustMaster HOTAS WARTHOG スティック
ThrustMaster HOTAS WARTHOG スロットル
ThrustMaster HOTAS COUGER スロットル
ThrustMaster MFD COUGER Pack
Saitek Pro Flight Throttle Quadrant x3
Saitek Pro Flight Combat Rudder Pedals
Razer Nostromo
オリジナル自作コントロールパネル
◇液晶モニタ
SAMSUNG MD230x6
DELL U2211
◇ヘッドトラッキングデバイス
NaturalPoint TrackIR5 ClipPro
◇音響機器
ヘッドホン SONY MDR-Z900
アンプ DENON ADV-M71
振動ユニット ButtKicker Gamer2
振動ユニット Ultimate Game Chair
◇椅子
オカムラ バロン ハイバック
まず手はじめに、スティック(操縦桿)とスロットルレバーが2つずつあるのは、プレイする機体によって最適なものを選び使い分ける為です。第一次大戦の複葉機から現代のジェット戦闘機まで無節操に、同時にいくつもかじってるせいでもありますが…
"Rise of Flight"や"IL-2:Clifs of Dover"のような主にレシプロフライトシムではFFB(フォースフィードバック…機体の振動や失速の兆候、トリムによる傾きなどがスティック基部のモーターで再現される機能)付きのG940スティックと、スイッチ数が多くて便利なHOTAS WARTHOGスロットル。
"DCS:A-10C"ではまさに実機そのままのレプリカモデルであるHOTAS WARTHOGスティック&スロットル。
"FalconBMS"のF-16Cでは同じく実機レプリカのHOTAS WARTHOGスティック&HOTAS COUGERスロットル…といった感じ。
(実機では、F-16の操縦桿はほとんど棒の動かない感圧式サイドスティックですが、個人的には動く方が好きなのでそこは気にせず使用。またA-10Cではコスト削減のためかそのF-16の操縦桿が通常の非感圧式スティックとして流用されており、ゲームでもジョイスティックが共用出来てありがたいことです。)
ゲーミングキーパッドのRazer Nostromoには主にDCSでの通信関係やゲーム設定の操作などを割り当てています。
ラダーペダルは、特にレシプロ戦闘機のドッグファイトには欠かせません。家庭用ゲーム機ではまず利用出来ない操縦装置ですが、PCゲームのフライトシムは「操縦桿」「スロットルレバー」「ラダーペダル」の3点セットを駆使して、実際の飛行機と全く同じ操作でプレイ出来るというのが何よりの魅力です。
勢い余って3軸x3の合計9軸も並べているQuadrantはミクスチャー(燃料混合比)調整やラジエターの開閉、Rise of Flightでの機銃装填レバーなどといった操作を割り当てて使っていますが、流石に全部のレバー軸を使い切ることはまずありませんw
サムスン製MD230は、初めから3枚もしくは6枚という複数枚を接続した大判モニタとしての使用を想定された液晶モニタです。オークションで定価よりは安く入手したものの…まぁ結構それなりにお高いものでした。一般的なモニタよりも枠部分(ベゼル)が細く薄く、フルHDx6枚ということで解像度も十分なのですが、やはりどうしてもベゼルの区切りは邪魔なもので。4k2kモニタがもう少し安くなったらどんと1枚に入れ替えたいところですね。
そして7枚目のU2711は、MFD(正方形モニタの周囲にずらっとボタンの並んだスイッチパネル)内の表示用に。こちらはDELLの普及型でかなりお値段安いとはいえ、画面のほとんどが塞がれてちょっと勿体無い使い方かも。
この実物MFDと画面に映るコクピットのMFDがダブってしまうのはご愛嬌ですが、物理的に存在するボタンの方が断然、迅速確実な操作を行えます。
(なおビデオカードは2枚差しで、ASUS HD7970 DC2TからメインのMD230x6枚へ出力、もうひとつのRadeon HD5570からサブモニタU2711へ出力)
ヘッドトラッキングデバイスTrackIR、これも現在のところPCゲームならではの超素敵アイテムです(そのうち、Kinectなどで家庭用ゲーム機にも実現するかも知れませんが)。モニタ上部に設置した赤外線カメラおよびヘッドホン等に取り付けるLEDによって、プレイヤー自身の頭の動きとゲーム内の視線の動きを連動させられるというもの。これはまず単純に、ジョイスティックのHATスイッチ等による煩わしく不自由な視点操作が不要になります。さらにゲームプレイにおいてある種の仮想現実的ともいえるような、全く別次元の没入感を得られます。
フライトシムではこれで周囲を見回して敵機を追いかけたり、コクピット内をあちこちキョロキョロしながらスイッチ類を操作したり、風防の枠や翼の支柱で隠れた方角に敵機が居ないか頭を動かして覗いたりetc.....もはや絶対必須デバイスと言っても過言ではないですね。
(ただ、残念ながらお値段の割にClip部分は非常に脆弱な造りで、すぐ折れたり欠けたりするので取り扱いに注意が必要です…)
椅子に取り付けた2つの振動ユニットは、ゲーム中の効果音などの重低音部分を抽出し、ウーファーユニットによる振動として再現してくれるという、いわゆる"ボディソニック"デバイス。日本国内では少々入手困難なブツですが、対空砲火の爆発が本当にズシンと体を突き上げる振動として体感出来たりなど、これも有ると無しとで断然迫力が違ってきます。
また、椅子の脚は通常のものだと滑ってペダルが踏めないので、キャスター無しのタイプに交換しました。
ちなみにButtKickerGamerはセンターポールなどにガッチリ固定し椅子ごと揺らす方式なので、パワーを抑え目で使わないと、集合住宅では確実に苦情が来そうなレベルの威力を持ってます(゚∀゚) その点Ultimate Game Chairは直接体に接する構造のため、最大ボリュームでも振動はマイルドですが、ウーファーユニットの凸凹が背中やお尻に当たるので座り心地としては非常に悪いです(゚д゚)
ご存知ブギーボード…透明の粘着シートに枠を印刷し貼り付けてあります。これはDCSでミッションごとに異なる設定がされている、味方基地やAWACS・地上ユニット等との通信周波数をメモするのに使っています。ゲーム的な機能として、プレイ中にそれらを表示させることも普通に出来るのですが、ミッション開始前のブリーフィング画面を見ながら通信相手のコードネームなどを書き写すという作業もなかなかオツなものでして。
あと最後に、オリジナル自作コントロールパネルです。
これは主にA-10Cと、一部F-16Cのコックピット計器のボタンやスイッチ類をごちゃまぜに配置したでっち上げ自作デバイスで、市販のスイッチ類を接続することで簡単にUSBゲームコントローラを製作出来る「BU0836X」というユニットを2つ組み込んで作りました。
まずは方眼紙に手書きでスイッチ数や配列などを検討。狭いスペースに多数のボタン・スイッチをどう詰め込むか、またBU0836Xに接続できるスイッチ数にも限りがあるため、どれを選んで配置するか、等々の決定までにはかなりの紆余曲折がありました。プラ板を使ってのテスト製作や、3DCGで各部品の配置や干渉のチェックなどもしてみたり。
キートップの部品は、ゴスロリちゃんと同じく3DCGでモデリングした形状を立体出力&塗装。
スイッチ類を取り付ける2枚重ねのプレートは、業者加工してもらったアルミ板。
(表面の文字印刷も出来れば業者のシルクスクリーンにしたかったのですが、目が飛び出るようなお値段だったので…結局は普通にプリンタで印刷したものを切り抜いて貼り付けてあります。)
テスト製作した基盤(白)から本番用の基板(黄)に開口部を転写し、糸ノコとヤスリでゴリゴリ切り抜き。さらに連日アキバに通って買い揃えたスイッチやボタンを取り付け。スイッチ類の配置間隔はこの基盤の穴の位置で決まっています。
ひたすらゴチャゴチャとリード線をハンダ付け、全てのボタン&スイッチをBU0836Xに結線し…
USBケーブルやハブ等にも接続しつつ、TAKACHI"CF18-18"ケース内にみつしりと収納!
ちなみに右下の緑色のプリント基板は浮いたHOTAS COUGERスティックからの流用で、BU0836Xだけでは足りなかった分のボタンを繋いでいます。
なにしろこのオリジナルコントローラ製作にも割とそこそこの時間・お金を注ぎ込んだものですが、実はA-10やF-16のように操作が複雑で神経を使う現代機シムよりも、シンプル操作の複葉機でオンラインの外人さん達と思う存分ドッグファイトを楽しめるRoFでのプレイ時間の方がはるかに長かったり…ゲフンゲフン
とはいえやはりコクピット操作をキーボードショートカットやマウスクリックではなく、実物のスイッチで操作出来るというのもまた何よりの醍醐味なのです。
(外人さんとか本当に実機そのまんまのコクピット丸ごと作っちゃう人、いますし…)
ちなみにフライトシムの世界では、こういった自作コントローラに限らず市販のジョイスティック等の設定やボタン類なども、ゲームごとに全てプレイヤーそれぞれに自分で割り当てるのが基本です。ともかく本物の飛行機の操縦手順を出来る限り忠実に再現しようというゲームジャンルですので、その操作も膨大。場合によってはボタンのオンで何のキーを入力・同じボタンのオフでまた別のキーを入力…などという複雑な設定が必要になって、テキストエディタで直接ゲームの設定ファイルを開き、スクリプト編集のような作業をすることも。また時にはバグに遭遇したり、海外ソフトゆえの英語ドキュメント類を必死に解読、何度もプレイを繰り返しながらひたすら割り当てと設定をブラッシュアップしていったり…というような苦労もしかし、また楽しいものです。
…さてそれでは、長々とお付き合い有り難うございます。以上、我が家のコクピット事情でした~。なお今回の記事タイトルは「スカイ・クロラ(原作未読ですが映画版超大好き)」をもじった「スカイ・苦労er」ということで(*´ェ`*)
塗装途中
だいたいの色が付いて来たのでいったん仮組み立て。
ゴスロリちゃん頭部はまだ前回と同じ練習バージョンで、本番は別に進行中です。
しかしぷちろりちゃんの顔は小さ過ぎてまともに描ける気がしない…あとこの写真でネコ耳の色ハゲに気付いて凹んだり(^^;
実物はその他にもあちこち失敗を重ねてアラだらけなのですが、写真ではさほど目立たない(?)のが幸いか。
黒いラインのマスキングが結構大変でした。
テープだとフリル部分や皺の凸凹に密着させるのは厳しそうだったので、ほとんど全体的にマスキングゾルの筆塗りで。
本番用の勝負下着。
ここは練習時と同じくファレホで盛り上げ、この後ホワイトをかぶせた訳ですが肌色の透け加減は写真だとほとんど分からないレベルに…CGだったらレイヤーの透明度やら何やらでいくらでも調整出来るんだけど、アナログはやはり色の調整が難しいな~
| ホーム |